2026-10-01 複素微分幾何学 2610.00942v1
Riley Guyett, Ryan Mc Gowan
日本語要約
$\mathbb Q$-Gorenstein Calabi–Yau多様体のordinary double pointをsmall crepant resolutionするFujikiクラス$\mathcal C$空間上で、退化Monge–Ampère計量の例外集合外の一様評価を確立する。三次元ではGromov–Hausdorff極限を特異多様体の正則部分の距離完備化と同定する。
日本語記事 arXiv
2026-09-30 複素微分幾何学 2609.40238v1
Jixiang Fu, Xuan Li, Dekai Zhang, Ziyi Zhang
日本語要約
コンパクトKähler多様体上の一般化Monge–Ampère方程式、複素Hessian方程式、Hessian商方程式、臨界位相LYZ方程式について、部分多様体上の交点数で表される可解性判定を与える。さらに $k$-positive class の錐を数値的正値錐の連結成分として特徴付ける。
日本語記事 arXiv
2026-09-30 多変数複素解析 2609.39136v1
Hongrong Chen, Guokuan Shao, Wenxuan Wang
日本語要約
正則関数芽 $f$ と凸増加関数 $\chi$ から作る多重劣調和関数 $v=\chi(\log|f|)$ の局所Sobolev正則性を完全に特徴付ける。判定は因子の最小重複度と $\chi'$, $\chi''$ の重み付き積分に帰着し、$p=1$ の端点も含む。
日本語記事 arXiv
2026-09-30 代数幾何学 2610.00361v1
Truong Dinh Dat
日本語要約
偏極Calabi–Yau多様体の有限性へ至る道筋を、global $m$-Hessian capacityから非崩壊・距離幾何的compactness・代数的有界性へ接続する枠組みとして整理する。完全な有限性定理ではなく、capacity–perimeter評価と一様な射影埋め込みdataの導出を今後必要な主要ボトルネックとして明示する。
日本語記事 arXiv
2026-09-29 多変数複素解析 2609.36420v1
Masakazu Takakura
日本語要約
Guanのsharp effective strong openness theoremを複数の多重劣調和重みへ一般化する。乗数イデアル層に対するSkoda型 $L^2$ 除法定理から明示的評価を導き、$L^2$ 除法・$L^2$ 拡張・強開性の関係を整理する。
日本語記事 arXiv
2026-09-25 代数幾何学 2609.31089v1
Antonio Trusiani
日本語要約
自己同型群の恒等成分が自明なコンパクトKähler多様体について、超越的Kähler類にcscK計量が存在することと一様K安定性が同値であると証明する。核心は任意のbig cohomology classに対するSpecial Kähler Fujita近似であり、体積だけでなく第一Riemann–Roch係数も高いモデル上のKähler類で近似する。
日本語記事 arXiv
2026-09-24 複素微分幾何学 2609.28978v1
Bin Guo, Jian Song, Jacob Sturm
日本語要約
同じKähler類に属する計量について、体積測度の $L^1$ 近接性から誘導距離関数の一様近接性を導く。共通のRicci下界の下ではGromov–Hausdorff安定性が従い、非滑らかなKähler currentが一意なcompact RCD距離空間を定めることも示す。
日本語記事 arXiv
2026-09-24 多変数複素解析 2609.29002v1
Tomoyuki Hisamoto
日本語要約
複素次元 $n$ のコンパクトKähler多様体上で、正規化Kählerポテンシャル空間のKolmogorov entropyが $\varepsilon^{-n}$ のオーダーをもつことを示す。偏極多様体のrelative-entropy sublevelとtoric部分空間についても鋭い被覆数評価を与える。
日本語記事 arXiv
2026-09-23 複素微分幾何学 2609.28411v1
Junbang Liu
日本語要約
コンパクトKähler多様体上で、双有理最小傾斜 $\zeta$ におけるJ方程式を解く一意なKählerカレントの存在と、真の解析部分集合外での滑らかさを示す。解析的閾値と双有理的閾値を同一視し、任意の滑らかな初期値からのJ-flowがこのカレントへ収束することも証明する。
日本語記事 arXiv
2026-09-22 複素微分幾何学 2609.26340v1
Hao Fang, Biao Ma
日本語要約
半安定J方程式の標準弱解について、数値的J-null locusが局所 $C^2$ 正則性の破れる集合と一致することを示す。特異J-劣解の正則化と相対的事前評価により、null locusの外で弱解が滑らかであることを証明する。
日本語記事 arXiv
2026-09-22 複素微分幾何学 2609.25553v1
Jixiang Fu, Shing-Tung Yau, Dekai Zhang, Ziyi Zhang
日本語要約
数値的半安定性の境界にある超臨界LYZ方程式について、修正nef錐上の定量的正値性と不安定化素因子の有限性を示す。滑らかな半劣解を仮定すると、それらの因子の外で滑らかな有界Bedford–Taylor解を構成する。
日本語記事 arXiv
2026-09-18 複素微分幾何学 2609.21528v1
Giovanni Gentili, Antonio Trusiani, Luigi Vezzoni
日本語要約
コンパクト局所平坦HKT多様体上の四元数Monge--Ampère方程式に対し、連続解の存在と一意性を証明する。滑らかな解を求めるAlesker--Verbitsky予想に向け、pluripotential theoryによる弱解の段階を確立する。
日本語記事 arXiv
2026-09-16 多変数複素解析 2609.18171v1
Truong Dinh Dat
日本語要約
正の双正則断面曲率をもつ複素次元 $n\ge3$ の完備非コンパクトKähler多様体上で、低階の複素Hessian容量の減衰から有限Monge–Ampère質量をもつLipschitz多重劣調和枯渇関数を構成する。これを重み付き正則関数と解析的Bézout評価へ接続し、高次元のYau一意化問題に向けた多重ポテンシャル論的機構を与える。
日本語記事 arXiv
2026-09-16 多変数複素解析 2609.18141v1
Yinji Li, Haoyuan Sun, Zhiwei Wang, Xiangyu Zhou
日本語要約
compact Kähler多様体のbig cohomology classにおけるtwisted Kähler–Einstein currentについて、二つの解がtwistを保つ正則flowで結ばれるBando–Mabuchi型一意性を証明する。Berndtssonのlog-integral凸性の等号問題を、$H^{0,1}(X)=0$ やsubgeodesicの特異性型への制限なしに解き、$\delta_\psi([\theta])>1$ の下では実際の一意性を得る。
日本語記事 arXiv
2026-09-14 多変数複素解析 2609.15572v1
Xieping Wang
日本語要約
強線形凸領域の多重複素Poisson核を、指定境界点に達する複素測地円板の葉層に沿う調和性から特徴づける。一方、付随する斉次複素Monge--Ampère境界値問題には単位球上でも互いに比例しない連続解が無数にあり、Green関数の場合の一意性と対照的であることを示す。
日本語記事 arXiv
2026-09-13 複素微分幾何学 2609.14713v1
Junbang Liu
日本語要約
コンパクトKähler多様体上の $J$-semistable なKähler類の対について、正次元の既約 $J$-null 部分多様体が有限個しかないことを証明する。非null部分多様体の正規化 $J$-slopeには一様な正の隔たりがあり、安定性閾値が非正なら最適不安定化部分多様体も有限かつ存在する。
日本語記事 arXiv
2026-09-10 多変数複素解析 2609.12032v1
Truong Dinh Dat
日本語要約
有界 $m$-hyperconvex領域上で指定特異性 $\psi$ を持つ相対有限energy類 $\mathcal E_{m,\psi}$ を導入し、混合Hessian積・単調収束・Bedford--Taylor型連続性を構築する。相対比較原理から一意性を得て、$m$-polar集合を荷電しない広い測度に対する複素Hessian方程式の存在一意性を示す。
日本語記事 arXiv
2026-09-09 多変数複素解析 2609.10191v1
Ovidiu Preda
日本語要約
$\mathbb C^2$内の複素直線と最大全実平面が非コンパクトに交わる基本配置についてStein近傍基の存在を証明する。一方で、閉複素部分多様体と閉全実部分多様体の和が常にStein近傍基を持つという一般的主張には、Hartogs型障害による反例を与える。
日本語記事 arXiv
2026-09-07 多変数複素解析 2609.07489v1
Duc-Viet Vu
日本語要約
Demailly–PăunによるKähler錐の数値的特徴付けを、正規性も大域的埋め込みも仮定しないコンパクト弱Kähler空間へ拡張する。さらに正規コンパクトKähler空間上のbigかつnefなBott–Chern類について、通常の非Kähler locus、弱解析的特異性で定めたlocus、null locusが一致することを示す。
日本語記事 arXiv
2026-09-03 複素微分幾何学 2609.03296v1
Xia Xiao
日本語要約
$\mathbb{CP}^1$ 上で、非多重極Monge--Ampère測度、Lelong数、全倍率イデアルが一致してもモデルポテンシャルは一意に決まらないことを示す。さらに同じ点ごとの右初期接ベクトルを持つ相異なる有界弱測地線rayを構成し、二つの自然な一意性問題へ反例を与える。
日本語記事 arXiv
2026-09-01 複素微分幾何学 2609.00810v1
Quang-Tuan Dang, Lei Zhang, Bin Zhou
日本語要約
bigコホモロジー類の退化複素Monge–Ampère方程式について、安定性評価とample locus上の一様な連続度評価を確立する。これを用い、klt型右辺をもつMonge–Ampère mean field方程式の解が十分小さい正のパラメータに対して一意であることを示す。
日本語記事 arXiv
2026-08-31 多変数複素解析 2608.30153v1
Valentino Tosatti
日本語要約
Boucksom–Demailly–Păun–Peternellの超越的Morse不等式予想を任意のコンパクトKähler多様体上で証明する。これにより因子的Zariski分解の直交性、擬有効錐と可動錐の双対性、big錐上の体積関数の微分公式と局所 $C^{1,1}$ 正則性が一挙に従う。
日本語記事 arXiv
2026-08-31 複素微分幾何学 2608.30302v1
Xiangsen Qin
日本語要約
捩れKähler--Ricci流の最大弱解について、局所Arnold重複度が初期値から傾き1で減衰するという予想公式に反例を与える。Hirzebruch曲面の負切断が残余類のZariski負部分を生み、減衰を遅くすることを正確な公式で示す。反例は積によって任意の複素次元2以上へ移り、特異性の短時間発展が局所的データだけでは決まらないことも導く。
日本語記事 arXiv
2026-08-30 複素微分幾何学 2608.29736v1
Jixiang Fu, Ziyi Zhang
日本語要約
J半安定なコンパクトKähler多様体では、不安定化素因子がBoucksomの意味で例外族をなし、その個数がPicard数で抑えられることを示す。滑らかな境界錐条件の下では近似twisted J方程式の一様な大域 $C^0$ 評価を確立し、不安定化因子の外で滑らかな有界ポテンシャルBedford–Taylor解を構成する。
日本語記事 arXiv
2026-08-24 複素微分幾何学 2608.23505v1
Tamás Darvas, Kewei Zhang
日本語要約
正規複素解析klt対の適合測度に関してDemailly--Kollár型連続性を確立し、解析的alpha・delta不変量と因子的定義が一致することを示す。big類におけるtwisted Kähler--Einstein方程式へ因子的Yau--Tian--Donaldson判定を与え、孤立log terminal特異点の局所alpha不変量を正規化体積と結び付ける。
日本語記事 arXiv
2026-08-21 多変数複素解析 2608.21053v1
Mingchen Xia, Kewei Zhang
日本語要約
Hermitian計量に関するMonge--Ampère質量が全てのコンパクト複素多様体で一様有界かという問いに反例を与える。Hopf三次元多様体上で正値性を保つポテンシャル列を構成し、その総質量が無限大へ発散することを示す。
日本語記事 arXiv
2026-08-20 複素微分幾何学 2608.19600v1
Quang-Tuan Dang, Lei Zhang, Bin Zhou
日本語要約
big cohomology class上の退化複素Monge–Ampère方程式について、Orlicz密度の下で解のminimal singularityからの一様評価を証明する。auxiliary function法とquasi-psh envelope法を組み合わせ、Brezis–Merle型指数積分評価も導く。
日本語記事 arXiv
2026-08-15 複素微分幾何学 2608.15007v1
Satoshi Jinnouchi
日本語要約
コンパクトKähler多様体上のnefかつbigな類をadapted currentで表し、それに関するYang--Mills流の長時間存在とUhlenbeck収束を証明する。 極限を $\alpha^{n-1}$-Harder--Narasimhan--Seshadri filtrationの次数付き層上のadapted Hermitian--Einstein接続で同定し、Kähler類の場合のBando--Siu予想型結果を退化した類へ拡張する。
日本語記事 arXiv
2026-08-04 複素微分幾何学 2608.03815v1
Gao Chen, Sijie Nie, Yulun Xu
日本語要約
射影多様体上の複素 Hessian 型方程式について、解の存在を部分多様体上の交点数で判定する Nakai--Moishezon 型の基準を与える。強い狭義 right-Noetherian 条件の下での存在・一意性と、一般次数の狭義 right-Noetherian 多項式に対する一様判定を確立し、複素 Hessian 方程式と Hessian 商方程式に適用する。
日本語記事 arXiv
2026-08-02 多変数複素解析 2608.01330v1
Jiafu Ning, Kai Pang, Haoyuan Sun, Zhiwei Wang, Xiangyu Zhou
日本語要約
コンパクト Hermitian 多様体の閉複素部分多様体上の任意の $\omega|_V$-plurisubharmonic 関数が、全空間の $\omega$-plurisubharmonic 関数へ延長できることを証明する。狭義版も成り立つため、Kähler 類の current は同じ ambient class の Kähler current の制限として実現される。
日本語記事 arXiv
2026-05-28 複素微分幾何学 2605.29258v1
Rei Murakami
日本語要約
可解領域の境界にあるコホモロジー類に対し、一般化Monge--Ampère方程式と超臨界deformed Hermitian--Yang--Mills方程式の弱解の存在・一意性を示す。さらに対応する幾何学的フローがカレントの意味で弱解へ収束することを証明し、境界で失われる滑らかな可解性を非多重極積で補う。
日本語記事 arXiv
2026-03-12 多変数複素解析 2603.11882v2
Bowoo Kang
日本語要約
コンパクトKähler多様体上の複素Monge–Ampère flowについて、右辺が一般のMonge–Ampère測度またはそれに支配される測度である場合の有界弱解を構成する。比較原理から一意性を導き、semi-positive big classのample locus上で正時刻sliceの局所Hölder連続性も示す。
日本語記事 arXiv
2026-02-11 代数幾何学 2602.10800v2
Sébastien Boucksom, Mattias Jonsson
日本語要約
複素解析・代数・非Archimedes幾何の対応を用いて、cscK計量に対するYau–Tian–Donaldson予想の変分的証明を概説する。自己同型群の単位成分が自明な滑らかな偏極射影多様体について、cscK計量の存在と拡張K安定性の同値を説明する。
日本語記事 arXiv
2025-11-17 多変数複素解析 2511.13903v2
Takayuki Koike
日本語要約
コンパクトKähler多様体上の数値次元1の有効nef因子について、付随する直線束の半正値性を台の近傍のunitary flat性によって特徴づける。torsion型仮定のもとでは半正値性と半豊富性が同値となり、一般の半正有効因子には曲線へのファイブレーションと補集合上のHartogs延長との二者択一が成立する。
日本語記事 arXiv
2025-10-11 代数幾何学 2510.10239v2
Sébastien Boucksom
日本語要約
複素代数多様体の一径数退化を、非Archimedes的Berkovich空間を中心ファイバーとして加えるhybrid空間によって統一的に扱う講義録である。複素および非Archimedes的多重ポテンシャル論を結び、psh計量とMonge--Ampère測度のhybrid収束、特にCalabi--Yau体積形式・ポテンシャルの退化を解説する。
日本語記事 arXiv
2025-09-18 複素微分幾何学 2509.15016v1
Sébastien Boucksom, Mattias Jonsson
日本語要約
非Archimedes的多重ポテンシャル論を用い、偏極射影多様体上のcscK計量の存在をbK多安定性および一様bK多安定性と同値にする。さらに対数凹な重みと所定のコンパクト対称群の下で、重み付きextremal Kähler計量に対する同変・相対版を確立する。
日本語記事 arXiv
2025-09-18 複素微分幾何学 2509.15173v2
Tamás Darvas, Kewei Zhang
日本語要約
Mabuchiの$K$エネルギーを超越的に量子化した$K^\beta$エネルギーを導入し、その連続性とtest configurationに沿う傾き公式を用いてcscK計量の存在を特徴付ける。偏極Kähler多様体が一意なcscK計量を持つことと、ある$\beta>0$に対する一様$K^\beta$安定性が同値である。
日本語記事 arXiv
2025-08-20 代数幾何学 2508.14634v2
Andreas Höring, Vladimir Lazić, Christian Lehn
日本語要約
非非有理曲線被覆なコンパクトKähler klt対について、Euler–Poincaré標数が非零で数値次元1なら随伴束の非消滅を示す。さらにK自明多様体とhyperkähler多 様体で、nefだがbigでない直線束の非消滅・半豊富性とLelong成分の幾何を明らかにする。
日本語記事 arXiv
2025-02-04 多変数複素解析 2502.02183v2
Junyan Cao, Mihai Păun
日本語要約
コンパクトKähler多様体上で相対標準束の擬有効性、葉層の代数性判定、非単線織性判定を統一的に扱う。Bergman核による計量構成とLelong数の解析を用い、射影性に頼らない相対正値性と葉層の幾何を導く。
日本語記事 arXiv
2025-01-30 代数幾何学 2501.18088v1
Wenhao Ou
日本語要約
射影多様体で知られていた単線織性と標準束の非擬有効性の同値を、任意次元のコンパクトKähler多様体へ拡張する。Bost型代数性判定を準psh関数とLelong数で解析化し、葉層の代数的可積分性を経由して特徴づけを導く。
日本語記事 arXiv
2024-06-03 複素微分幾何学 2406.01090v1
Sébastien Boucksom, Vincent Guedj, Chinh H. Lu
日本語要約
非閉な場合も含むBott–Chern $(1,1)$-類の体積と非多重極積をHermitian多様体へ拡張する。有界質量性と正体積の閉Bott–Chern類の存在によってFujikiクラスを特徴づけ、big類の退化複素Monge–Ampère方程式も解く。
日本語記事 arXiv
2024-03-13 多変数複素解析 2403.08620v2
Chung-Ming Pan
日本語要約
特異複素空間上の多重劣調和関数について、Demailly–Lelong数を極大イデアルのlog解消上の交点数として表す予想を証明する。これにより通常のslopeとの点ごとの比較を得て、商特異点の評価と二次元ADE特異点での鋭い評価も与える。
日本語記事 arXiv
2023-09-14 複素微分幾何学 2309.07584v3
Tamás Darvas, Rémi Reboulet, David Witt Nyström, Mingchen Xia, Kewei Zhang
日本語要約
コンパクトKähler多様体上の超越的大 $(1,1)$-類にDengのOkounkov体を対応させ、そのEuclid体積が類の体積を回復することを全次元で証明する。部分Okounkov体による近似、Kähler currentの拡張、解析的特異点の双有理的挙動を用い、反復トーリック退化から得るmoment bodyとの一致も示す。
日本語記事 arXiv
2023-09-01 多変数複素解析 2309.00580v2
Valentino Tosatti
日本語要約
コンパクト複素多様体上の nef な $(1,1)$ 類や直線束について、解析的・代数的な「半正値性」が一致するかを整理するサーベイである。滑らかな半正値代表、半豊富性、正カレント、Monge–Ampère 方程式を結ぶ既知の結果と未解決問題を示し、nef が文字どおりの半正値性を必ずしも意味しない点を明確にする。
日本語記事 arXiv
2023-06-13 複素微分幾何学 2306.07900v1
Vincent Guedj, Antonio Trusiani, Sébastien Boucksom
日本語要約
孤立 log terminal 特異点の近傍で正曲率 Kähler–Einstein 計量を構成する問題を、複素 Monge–Ampère 方程式の Dirichlet 問題として研究する。Moser–Trudinger 不等式の臨界指数が領域や境界値によらない局所不変量であることを示し、alpha 不変量と正規化体積による上下界、および臨界未満での滑らかな解の存在を与える。
日本語記事 arXiv
2022-10-27 代数幾何学 2210.15342v4
Mingchen Xia
日本語要約
特異Hermitian計量をもつ正則ベクトル束に非多重極積とChern類を構成し、$\mathcal I$-good特異性に対するChern–Weil公式を確立する。解析的なChernカレントをb因子およびRiemann–Zariski空間上の交叉理論と結び、混合Shimura多様体への算術交叉理論を見据えた枠組みを与える。
日本語記事 arXiv
2022-08-17 複素微分幾何学 2208.08324v4
Tamás Darvas, Kewei Zhang
日本語要約
bigな超越的コホモロジー類上で、因子的delta不変量が1を超えるという一様安定性からtwisted Kähler–Einstein計量の存在を導く。特に反標準類がbigなら一様Yau–Tian–Donaldson型存在定理が得られ、一般のbig類でも多重ポテンシャル論とDing汎関数だけで存在論を扱えることを示す。
日本語記事 arXiv
2022-04-08 多変数複素解析 2204.04096v3
Francesco Bei, Simone Diverio, Philippe Eyssidieux, Stefano Trapani
日本語要約
GromovのKähler双曲性をbigかつnefな類へ弱め、なお一般型性と整曲線の代数的退化が従うことを示す。適切な修正上の $L^2$ スペクトルギャップを核として、Kähler双曲多様体の特異部分多様体までLang予想型の結論を拡張する。
日本語記事 arXiv
2021-10-28 代数幾何学 2110.14971v2
Mingchen Xia
日本語要約
準多重劣調和関数の乗数イデアルが一般超平面への制限と可換する範囲を解析的に精密化する。例外超平面全体がpluripolar集合に含まれることを示し、従来の稠密性・零測度性を強めるとともに、可算個の準psh関数へ同時適用できる形を得る。
日本語記事 arXiv
2021-08-30 複素微分幾何学 2108.13318v2
Olivier Biquard, Henri Guenancia
日本語要約
滑らかな因子に沿う錐角 $2\pi\beta$ のKähler–Einstein計量を $\beta\to0$ とした極限を調べる。球商のトロイダルコンパクト化では複素双曲計量への収束を示し、Fano多様体の滑らかな反標準因子では適切な再尺度化が完全Ricci平坦Tian–Yau計量へ収束する一方、非再尺度化空間が区間へ測度付きGromov–Hausdorff収束することを証明する。
日本語記事 arXiv
2021-07-05 複素微分幾何学 2107.02088v1
Chi Li
日本語要約
$g$-重み付きKähler–RicciソリトンのYau–Tian–Donaldson対応を概説し、特別な $g$-ソリトン方程式とRicci平坦Kähler錐の対応を整理する。Reebベクトル場の変形による横断的Monge–Ampère方程式の変換を通じ、対数Fano対上の理論から一般のFano錐に対するYTD予想へ至る道筋を示す。
日本語記事 arXiv
2021-02-04 複素微分幾何学 2102.02438v3
Kewei Zhang
日本語要約
Fujita–Odakaの代数的 $\delta$-不変量がMoser–Trudinger型不等式の最適指数 $\delta_A$ と一致することを、Bergman空間上の量子化で証明する。これにより任意の実偏極に対するtwisted Kähler–Einstein計量の一様YTD定理を得るとともに、cscK計量の計算可能な存在判定を与える。
日本語記事 arXiv